ライディングで筋肉は壊れる
ライディング後は、筋肉に強い刺激が加えられ、多かれ少なかれ筋肉が破壊されています。壊れた筋肉をしっかり回復させないと筋力が低下し、ライディングパフォーマンスの低下につながります。特にしっかりバイクをコントロールしようとするライダーほど、体を使います。特にライディングの中心である下半身を中心に筋肉は破壊されているはずです。
すばやい補給を
体はバイクから降りたらすぐに、壊れた筋肉の回復をスタートします。このときに、筋肉の材料となるたんぱく質が、十分にないと回復がスムーズにできません。直後から1時間後ぐらいは、成長ホルモンの分泌がとくに活発になっています。この時間帯に、たんぱく質が供給できるように吸収が良いかたちで、補給しましょう。ライディングで疲れた体は、内臓も疲れています。消化吸収で内臓に負担をかけないようにしましょう。
たんぱく質が、分解された状態であるペプチドやアミノ酸で摂ると良いです。アミノ酸は筋肉の成分であるBCAA(分岐鎖アミノ酸)を選びましょう。
糖質と一緒に摂ろう
糖質を摂ると、インシュリンが分泌されます。インシュリンは、たんぱく質など栄養を細胞に取り込むのに必要です。筋肉も細胞の集まりです。素早い栄養補給は、素早い回復につながります。インシュリンは、たんぱく質と糖質を同時に取った時、特に分泌されます。吸収が良いもので同時に。参考文献
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